行佛威儀 「 即往即来 」
- 2019/05/03
- 07:13
正法眼蔵「 行佛威儀 」 42 )
即往安樂なり
即来安樂なり
即即安樂なり
即迥兜率なり
脱迥安樂なり
即打破
百雑砕安樂兜率なり
即即把定放行
安樂兜率なり
一口呑尽なり

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この一節は
道元禅師の面目躍如!
ですね
普段は丁寧に
矛盾なく説明を
展開なされてる
仮にバチカンやHarvard
その主任教授を集めて
講演をなされても
皆、この方は俊英なりと
脱帽せざるをえない
でしょうか
そんな「 正法眼蔵 」
ですが
道元禅師はバリバリの
道者禅僧ゆえ
時には
筆が半紙を超えにけり
ですね
戦国武将が
決起に際し
将兵を鼓舞し
生死の迷いを
払しきするが如し
檄文かな ですね
とは言えお題は
正法眼蔵「 行佛威儀 」
人の激情へ訴える
その真逆で
幾何学の如し正確さで
威儀を正そう、となってる
身中十字を
描くが如しなら
吐く息・吸う息は
寝息の如しとならん
夜のしじま
その天空の精気は
「 兜率天 tosotuten」の如し
でしょうか
身中の十字( 威儀 )は
その精気との往来の道となる
これが↑昼間
起きてる時に出来うる
これは↑
とんでもない
システムなので
道元禅師のTension
時に上がるは、なんとなく
察せられ候ですね
.