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身心学道 「 十方四面 」


正法眼蔵「 身心学道 」  10 )


咸通年前につくり
咸通年後にやぶる
拕泥滞水なり無縄自縛なり

玉をひくちからあり
水にいる能あり
とくる日あり
くだくるときあり
極微にきはまる時あり
露柱と同參せず
燈籠と交肩せず

かくのごとくなるゆえに
赤脚走して学道するなり
たれか著眼看せん
翻筋斗して学道するなり
おのおの隨他去あり
このとき
壁落これ十方を学せしむ
無門これ四面を学せしむ




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現実に立脚し
上に精神を仰ぎ
前後時の流れを俯瞰す


2019年02月09日03



「四面を学せしむ」って
そんな感じでしょうか



「四面」同時に出来るとこが
「坐禅しよか!」の特質でしょうか
Hu~n、て感じですが

人里離れし修道院で
修道士が祈りの時間を過ごせた
深山幽谷の草庵にて
修行者禅僧が一人坐してても
じぇんじぇんブレん

東西共にそれが可能だったんは
共に綺麗な「十字」を切ってたから
そのようにも推測されます


幾何学・十字は
単なる思考上の理念である
それも一理ですが
粘り強く心身に投影すると
それは生きた理念
単なる思考なのに
日の光のように現実の力
それが隠されてる


(息をはいてる時)
個としてブレない


2019年02月09日02



(息を吸ってる時)
孤立せず世界と豊かに
接していなはる


2019年02月09日03




十方を学せしむ
四面を学せしむ

道元禅師が
おすすめなさる、わけですね





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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










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