摩訶般若波羅蜜 「 空の如く 」
- 2018/12/25
- 06:38

天帝釈
具壽善現に問うて言く
大徳、若し菩薩摩訶薩
甚深般若波羅蜜多を
学せんと欲はば
まさに如何が学すべき
善現答言
憍尸迦、もし菩薩摩訶薩
甚深般若波羅蜜多を
学せんと欲はば
まさに空の如く学すべし
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正法眼蔵「摩訶般若波羅蜜」 8 )
帝釈天はんが
お釈迦様の長老弟子の
須菩提尊者に質問なされた
「深般若波羅蜜多」って
なんのこっすか?
どのよに学べばいいんですか?
返って来た答えは
「 空の如く学すべし 」
道元禅師の論旨はいつでも
さぁ、「坐禅しよか!」 この五文字です
論文書いて博士になって
いずれは文化勲章でも
と言う方ではないですね
じゃなんで
「 空の如く 」なんて言う
如何なる時代の人が聞いても
???な言葉をどうして使いなさるのか
それは、
須菩提尊者も道元禅師も
我々が何をすべきか
そのAnswerにこの言葉がドンピシャだから
そう推測されます
研究室の机で
この言葉をひも解く
てアプローチを採用せず
敬礼畏敬を宗とする坐禅の中から
この言葉へ接近するとどうなるか?
坐禅にて敬礼畏敬しても
「 空の如く 」なんで
それを受け止めてくれる
人も物も神仏もおらんです
その受け止められんかった
敬礼畏敬は
「 空の如く 」なんで
抵抗ゼロ空間?なんで
一瞬同時に天球の端てまで行って
ぶつかって反転して
一瞬同時に坐禅人へと戻って来るだろと
ほんまかいなァ! ですね
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