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摩訶般若波羅蜜 「 眼耳鼻舌身意 」




Katsushika Hokusai 1221 2213


般若波羅蜜十二枚
これ十二入なり
また十八枚の般若あり
眼耳鼻舌身意
色声香味触法
および
眼耳鼻舌身意識等なり

また四枚の般若あり
苦集滅道なり
また六枚の般若あり
布施.浄戒.安忍.精進.静慮.般若なり

また一枚の般若波羅蜜
而今現成せり
阿耨多羅三藐三菩提なり

また般若波羅蜜三枚あり
過去現在未来なり
また般若六枚あり
地水火風空識なり
また四枚の般若
よのつねにおこなはる
行住坐臥なり



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正法眼蔵「摩訶般若波羅蜜」 5 )



道元禅師の論旨は
坐禅しよか!で一貫してる

とは言え、静かに坐す
その時間がとれない
と申しますか
そんな気になれない
これは800年前も今も
同じ哉ですね

お仕事抱えてたら
そぉですし
お暇ならお暇なりに
何故か忙しいです

なんでほぉなるんきゃ?
その説明がこの一節でしょうか


「眼耳鼻舌身意」から
そぉこの身体自体が
外界からドンドン情報を
仕入れなされる
その上に
内面からも情報がドンドン
湧き上がって来なはる


これを
「 空 」と言うは
あんさん、オレオレ詐欺でっか?
です

そぉ、このレポートは
( 摩訶般若波羅蜜 は )
坐禅の中から見た風景なんですね

レポート冒頭書き出しで
おっしゃってる

「観自在菩薩の
 行深般若波羅蜜多時は、」


観自在菩薩さんは
何ばしちょったんか?
行深、深くなさってた
何をなさってたんか?
般若波羅蜜多をなさってた

if、般若波羅蜜多が
知恵や知見ならば
この菩薩さんは
哲学者か思想家か
シンクタンクのアナリスト?
になっちゃいます

そうすっと
お名前と合わなくなる
お名前は「観自在菩薩」さん

自己を照らす光を
駆使出来るもんだと
名乗ってるわけですから

観自在菩薩さんは
「行深」深く何をされてるか?
静かに坐して
自己を照らす光を駆使してる

そぉ「般若波羅蜜多時」とは
静かに坐して
静かに自己に
「光を照らした時」には
このように見えるっちゅう
事だと

「空」は実体はない
とも読めますが

内外情報に翻弄されん
対象を照らす光が
対象を上回ってる
対象に負けちょらん!

何故そぉ出来るか?
単純なこったと
坐禅ちゅ鉄壁の構えで
光を発してるからだと

て、道元禅師の論旨は
いつもSimpleです






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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










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