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摩訶般若波羅蜜 「 照 見 」



Utagawa Hiroshige 1221 1945


観自在菩薩の
行深般若波羅蜜多時は
渾身の照見五蘊皆空なり
五蘊は色受想行識なり
五枚の般若なり
照見これ般若なり
この宗旨の
開演現成するにいはく
色即是空なり
空即是色なり
色是色なり空是空なり
百草なり万象なり



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正法眼蔵「摩訶般若波羅蜜」 3 )



2018年12月22日
本日は冬至でした
天地静まり日が最も短い
今日を境にお日様は力を盛り返して
春へと向かいます


光の感じも、その日照時間も
季節の中で常に変化して行く
お空は、止まる事なく
光の音楽を奏でて行くよな、ですね

祖師方は道元禅師は
静かに坐して
この光の音楽と向き合ってた
と推測されます

ここから↑生まれる科学は
どんな科学でしょうか

外界内面共に
実体はない空(くう)である
そんな野暮で弱気な科学には
至らず、でしょうか

万象森羅(色)は
天球の光(空)が織りなす
止まる事なき音楽やァ!

実直クリアな精神で見れば
そりゃそのよな科学へと
至るんは当然でしょうか


豊かな光の舞台
色彩を常に生み出す、この空って言葉が
真逆の意味の、空しいってなってもた
なじぇか? ですね。


祖師方は道元禅師は
静かに坐して
一日一日の
光の音楽と向き合ってた

暇なこってびゃかなんじゃにゃ? 
とも言えますが、空しくはなかった
刻々変化する
光(空)の音楽(色彩)を
心身すべてで満喫されてた

祖師方や道元禅師にもし
これから800年後でも
その普遍性あるとしたら
それは宗教宗派からでなく
その圧倒的な豊かさゆえ
でしょうか





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佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
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ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



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