摩訶般若波羅蜜 「 照 見 」
- 2018/12/22
- 09:30

観自在菩薩の
行深般若波羅蜜多時は
渾身の照見五蘊皆空なり
五蘊は色受想行識なり
五枚の般若なり
照見これ般若なり
この宗旨の
開演現成するにいはく
色即是空なり
空即是色なり
色是色なり空是空なり
百草なり万象なり
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正法眼蔵「摩訶般若波羅蜜」 3 )
2018年12月22日
本日は冬至でした
天地静まり日が最も短い
今日を境にお日様は力を盛り返して
春へと向かいます
光の感じも、その日照時間も
季節の中で常に変化して行く
お空は、止まる事なく
光の音楽を奏でて行くよな、ですね
祖師方は道元禅師は
静かに坐して
この光の音楽と向き合ってた
と推測されます
ここから↑生まれる科学は
どんな科学でしょうか
外界内面共に
実体はない空(くう)である
そんな野暮で弱気な科学には
至らず、でしょうか
万象森羅(色)は
天球の光(空)が織りなす
止まる事なき音楽やァ!
実直クリアな精神で見れば
そりゃそのよな科学へと
至るんは当然でしょうか
豊かな光の舞台
色彩を常に生み出す、この空って言葉が
真逆の意味の、空しいってなってもた
なじぇか? ですね。
祖師方は道元禅師は
静かに坐して
一日一日の
光の音楽と向き合ってた
暇なこってびゃかなんじゃにゃ?
とも言えますが、空しくはなかった
刻々変化する
光(空)の音楽(色彩)を
心身すべてで満喫されてた
祖師方や道元禅師にもし
これから800年後でも
その普遍性あるとしたら
それは宗教宗派からでなく
その圧倒的な豊かさゆえ
でしょうか
.