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弁道話  「 参学の真流にのこす 」


Utagawa Hiroshige 1220 1405


おほよそ我朝は
龍海の以東にところして
雲煙はるかなれども
欽明・用明の前後より
秋方の仏法東漸する
これすなはち
人のさいはひなり
しかあるを
名相事縁しげくみだれて
修行のところにわづらふ

いまは
破衣綴盂を生涯として
青巌白石のほとりに
茅をむすんで
端坐修練するに
仏向上の事
たちまちにあらはれて
一生参学の大事
すみやかに究竟するものなり

これすなはち
龍牙の誡勅なり
鶏足の遺風なり
その坐禅の儀則は
すぎぬる嘉禄のころ撰集せし
普勧坐禅儀に依行すべし

それ仏法を
国中に弘通すること
王勅をまつべし
といへども
ふたたび
霊山の遺嘱をおもへば
いま百万億刹に現出せる
王公相将みなともに
かたじけなく仏勅をうけて
夙生に仏法を護持する
素懐をわすれず
生来せるものなり

その化をしくさかひ
いづれのところか
仏国土にあらざらん
このゆえに
仏祖の道を流通せん
かならずしも
ところをえらび
縁をまつべきにあらず
ただけふをはじめと
おもはんや

しかあればすなはち
これをあつめて
仏法をねがはん哲匠
あはせて
道をとぶらひ
雲遊萍寄せん
参学の真流にのこす

ときに、寛喜辛卯中秋日 
入宋伝法沙門道元記 辨道話





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正法眼蔵 「 弁道話 」  63 )


6世紀
欽明天皇の頃より
仏教伝わりしといえども

「名相事縁しげくみだれて
 修行のところにわづらふ」

700年の蓄積
話しが膨大すぎて
結局、何すればええんか?
分からんよぉなってもうた


この道元禅師の
その観察ポイントは
そこからさらに
800年の今でも
まったく同じ哉ですね


情報は、いやって程ある
では何すればいいんだろう?

「道をとぶらひ
 雲遊萍寄せん
 参学の真流にのこす」


2500年前も
800年前も
そして今、現代でも
道を問う道を求める方は
おられるはずだ

その「参学の真流」に
このレポートを捧げると





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プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
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「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催


世界には素晴らしい自然
文化・芸術・音楽があります
その国を訪れたり、その国の方を通して
それに出会うのは、貴重な経験です
もし、その国の方から
「日本の何か、紹介してもらえませんか?」
そう問われた時
10分坐禅会を開催するknow-howがあれば
朝夕の薄明かりの時間に行えば
その場は、あまり明瞭には見えませんので
どんな場所でも
幽玄な古寺の坐禅堂の趣です


坐禅の組み方を習得しそれを伝え
鐘を鳴らして始め、鐘を鳴らし終わる
そこには、何の技量高低もありません
だれでも、開催者になれます


それをどう感じるかは、主催者を含め
その坐禅を経験なされた方々
それぞれ本人に属する事で
他が、どうこう言えるものではありません

それゆえに、世界中の誰にでも紹介出来
それぞれが、己を発揮する貴重な場となります


鐘は仏具店で数千円で購入出来ます
それがあれば、世界中何処を旅しても
要望があれば、誰にでも
日本を代表する「世界の文化遺産」を
紹介出来るわけです
日本で、留学生の方へも紹介出来ます

世界には躍動的で
華やかな文化が多々あります

坐禅という「文化遺産」は
まったく異質な印象を受けます
10分とは言え、全く静寂な時間に佇む
己で己自身の身体を駆使する
これは、情報の嵐に麻痺した現代では
とても新鮮に映るかも知れません。



宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



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文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )


YouTube はこちらでした。
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