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弁道話   「 黙坐せしをみて 」



Utagawa Hiroshige 1219 1840

とうていはく
西天および神丹国は
人もとより質直なり
中華のしからしむるによりて
仏法を教化するに
いとはやく会入す
我朝は、むかしより
人に仁智すくなくして
正種つもりがたし
番夷のしからしむる
うらみざらんや

又このくにの出家人は
大国の在家人にもおとれり
挙世おろかにして
心量狭小なり
ふかく有為の功を執して
事相の善をこのむ
かくのごとくのやから
たとひ坐禅すといふとも
たちまちに仏法を証得せんや

しめしていはく
いふがごとしわがくにの人
いまだ仁智あまねからず
人また迂曲なり
たとひ正直の法をしめすとも
甘露かへりて毒となるぬべし
名利にはおもむきやすく
惑執とらけがたし。

しかはあれども
仏法に証入すること
かならずしも
人天の世智をもて
出世の舟航とするにはあらず

仏在世にも
てまりによりて四果を証し
袈裟をかけて
大道をあきらめし
ともに愚暗のやから
癡狂の畜類なり
ただし
正信のたすくるところ
まどひをはなるるみちあり。

また、
癡老の比丘、黙坐せしをみて
設斎の信女さとりをひらきし
これ智によらず、文によらず
ことばをまたず、かたりをまたず
ただしこれ
正信にたすけられたり




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正法眼蔵 「 弁道話 」  61 )



道元禅師がおられた13世紀
それ以前の500年を見ると
インドや中国の
文化水準はとても高かった =
日本は低かった、な状況分析ですね

とはいえ、

「人天の世智をもて
 出世の舟航とするにはあらず」

坐禅弁道と
知的文化水準はリンクしないと


手腕脇で創る円相
この形自体が求心力が発揮する

この構え(求心力)で
静かに息をしますと
はく息と血流の胸中への戻り
すう息と血流の胸中からのout
息と血行に協調ハーモニーを
もたらす道が出て来る

これは↑知的行為と言うより
音楽的営み、芸術活動な趣ですね


建築に音楽性が加味される
単なる箱と音楽性とのご結婚

音楽は本や文章で知るより
現物を近ライブで聴くと
すぎゃ!て即感動納得出来るんで

「癡老の比丘、黙坐せしをみて
 設斎の信女さとりをひらきし」

音楽の感受は
知的準備を要せずで
すぐの所で坐禅(黙坐)を見ると
すごいィ!尊いィ!て
迷いなき合点がいく


坐禅は音楽的建築
ちゅう事なんで
過去の文化遺産ちゅうよりは
近未来的文化潮流なんかな?
ですね



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