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弁道話   「 第二人なき 」



Katsushika Hokusai 1217 2116

といていはく
乾唐の古今をきくに
あるいは竹の声を聞きて
道をさとり
あるいは花のいろを見て
こころをあきらむるものあり
いはんや、釈迦大師は
明星を見しとき道を証し
阿難尊者は
刹竿のたふれしところに
法をあきらめし
のみならず
六代よりのち五家のあひだに
一言半句のしたに
心地をあきらむるものおほし
かれらかならずしも
かつて坐禅辨道せるもの
のみならんや

しめしていはく
古今に見色明心し
聞声悟道せし当人
ともに辨道に擬議量なく
直下に第二人なきことを知るべし





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正法眼蔵 「 弁道話 」  60 )




美しき言葉・感動的な逸話が
魂を鼓舞するのは
わりィ事ではないですね

そぉか!ちゅうて
その感動で心身をまとめる
統治出来ればエエですが
なちて、それでいいのに
坐禅などするん?て問うてる

これは↑
感動=統治力とは限らん
を示す一節ですね



何気坐禅がでけん
坐禅から豊かさを引き出せん
人様の逸話に感動するも
大事やけんど
こん自分の心身如何にまとめよか

「 直下に第二人なき 」

俺をどぉしよか?
が、本丸なんじゃなかろうか?と

800年前もそして今も
坐禅に「 擬議 」いちゃもん
入るんは、
試した方を窮屈にする
束縛するからと推測されます

そりゃ↑誰だって嫌だにゃ!
ですね、これは
坐禅と言う身体スキームに
構造自体に求心性があるから
でしょうか

この求心性を吐く息と
血行の戻り・静脈さんと
リンク協業出来ると
呼吸も血流も穏やか力強ぉなる
吐く息に調和が担保されると
吸う方もおおらかに吸えるよな
そして吸う方は動脈とリンクして
前向きな気持ちを喚起する

この↑スキームは
神妙( 求心性 )を喚起する
背を正し、手腕脇で円相創る
と言う坐禅建築の中で開花するんで


道元禅師が坐禅坐禅て
ぶれんのは
そん実証を体験出来るから
そぉ推測されるかなと








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