弁道話 「 王化太平 」
- 2018/12/15
- 10:18

こころざすもの
かならず心地を開明することおほし
これ世務の仏法をさまたげざる
おのづからしられたり
国家に真実の仏法 弘通すれば
諸仏諸天ひまなく衛護するがゆえに
王化太平なり
聖化太平なれば
仏法そのちからをうるものなり。
又、釈尊の在世には
逆人邪見みちをえき
祖師の会下には
獦者、樵翁さとりをひらく
いはんやそのほかの人をや
ただ正師の教道をたづぬべし
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正法眼蔵 「 弁道話 」 55 )
国家の太平、その礎は
坐禅をたしなむ事である
道元禅師の
このシンプル方程式は
ちょっと狂信的じゃないですか?
確かにィ!ですね
一方、銘々自己の太平を
如何に保持しよかぁ?
これは対象も企画者も行為者も
みな自分なんで難事とはいえ
身近なお話しですね
血行の帰家・胸中への戻り
これを鼓舞する事が出来る
これが坐禅の身体スキームの
特筆すべき点かと
これはぼやっとしてては
調子がでんので
しゃんと姿勢を正さんと、ですね
そして腕と手で円相をつくる
これで
左右両脇の筋肉系が活きてくる
左右両脇の筋肉系が
チームの一員として参加して来ると
身体の中心方向への
求心的体感を現実化出来るよになる
求心的体感を現実化出来れば
その感覚と吐く息を合わせられる
この二つが力合わせると
血行を鼓舞出来るまでになる
筋肉系・呼吸系・血流系
これらを仲よぉ調和させるには
ぼやっとしててはでけへん
真摯神妙な坐禅の体型に帰着すと
国家万人がそのよにして
己の心身治める事出来れば
そりゃそん国家が
乱れる事ないですね
道元禅師の方程式は
ごく普通の道理を
述べておられるんですね。
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