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弁道話 「 心性の常住 」



Utagawa Hiroshige 1205 0719


正法眼蔵 「 弁道話 」  49 )




とうていはく、あるがいはく
生死をなげくことなかれ
生死を出離するにいとすみやかなる道あり
いはゆる、心性の常住なることわりを知るなり
そのむねたらく、この身体は
すでに生あればかならず滅にうつされゆくことありとも
この心性はあへて滅することなし
よく生滅にうつされぬ心性
わが身にあることを知りぬれば
これを本来の性とするがゆえに
身はこれ仮のす姿なり
死此生彼さだまりなし
心はこれ常住なり去来現在かはるべからず
かくのごとく知るを
生死をはなれたりとはいふなり

このむねを知るものは
従来の生死ながくたえて
この身をはるとき性海にいる
性海に朝宗するとき
諸仏如来の如く、妙徳まさにそなはる
いまはたとひ知るといへども
前世の妄業になされたる身体なるがゆえに
諸聖とひとしからず
いまだこのむねを知らざるものは
ひさしく生死にめぐるべし
しかあればすなはち
ただいそぎて心性の常住なるむねを了知すべし
いたづらに閑坐して一生をすぐさん
なにのまつところかあらん
かくのごとくいふむね
これはまことに諸仏諸祖の道にかなへりや、いかん

しめしていはく
今いふところの見またく仏法にあらず
先尼外道が見なり
いはく、かの外道の見は
わが身うちにひとつの霊知あり
かの知、すなはち縁にあふところに
よく好悪をわきまへ、是非をわきまふ
痛痒をしり、苦楽をしる
みなかの霊知のちからなり

しかあるに、かの霊性は
この身の滅するとき
もぬけてかしこにうまるるゆえに
ここに滅すとみゆれども
かしこの生あれば
ながく滅せずして常住なりといふなり
かの外道が見、かくのごとし

しかあるを、この見をならうて
仏法とせん、瓦礫をにぎりて
金宝とおもはんよりもなほおろかなり
癡迷のはづべき、たとふるにものなし
大唐国の慧忠国師、ふかくいましめたり

いま心常相滅の邪見を計して
諸仏の妙法にひとしめ
生死の本因をおこして
生死をはなれたりとおもはん
おろかなるにあらずや
もともあはれむべし
ただこれ外道の邪見なりとしれ
みみにふるべからず

ことやむことをえず
いまなほあはれみをたれて
なんぢが邪見をすくはん
しるべし、仏法には、もとより
身心一如にして、性相不二なりと談ずる
西天東地おなじくしれるところ
あへてうたがふべからず

いはんや常住を談ずる門には
万法みな常住なり、身と心とをわくことなし
寂滅を談ずる門には
諸法みな寂滅なり、性と相とをわくことなし
しかあるを、なんぞ身滅心常といはん
正理にそむかざらんや。

しかのみならず
生死はすなはち涅槃なりと覚了すべし
いまだ生死のほかに涅槃を談ずることなし

いはんや心は身をはなれて
常住なりと領解するをもて
生死をはなれたる仏智に妄計すといふとも
この領解知覚の心は
すなはちなほ生滅してまたく常住ならず
これ、はかなきにあらずや



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釈尊最後の言葉に
「自燈明」とあります

神仏のような見た事もないもんに
帰依依存するでなく
自らは自らで照らせと
(それが法なので法燈明だと)
そのように
錯覚信仰を諫めておられる

釈尊は確かに信仰の対象ですが
そのご本人は超現実主義者で
超近代人超現代人であられる


プライドは
自分が自分に向けるもんで
それ以外のもんでプライドるのは
邪道やと

その脆弱(ぜいじゃく)な
プライド構築の最も念の入ったもん
その一つに
「 心性の常住 」の思考スキームがあると

永遠を旅する己の「 心性 」
それが今この身体に宿っちょる
ここまでは↑そりゃそぉかも
ですが、問題はその次で
それが何故か↓こぉなっちゃう

「身はこれ仮の姿なり」

ほんとうに心性常住なれば
永遠を旅するくらい強固ならば
その心性を駆使して
この有限時間(生老病死)の中にある
この身に荘厳を現す事
出来るんじゃにゃ?

それがなちて
「身はこれ仮の姿なり」て
投げやりぐーたらになるんだか

「はかなきにあらずや」
はかなき話しやないかと







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佐々木正巳 
宮城県仙台市在住 
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