FC2ブログ

記事一覧

弁道話 「 哲 匠 」



Utagawa Hiroshige 1129 0648



正法眼蔵 「 弁道話 」  38 )



また、仏法を伝授することは
かならず証契の人をその宗師とすべし
文字をかぞふる学者をもて
その導師とするにたらず
一盲の衆盲をひかんがごとし

いまこの仏祖正伝の門下には
みな得道証契の哲匠をうやまひて
仏法を住持せしむ
かるがゆえに
冥陽の神道も来たり帰依し
証果の羅漢も来たり問法するに
おのおの心地を開明する手を
さづけずといふことなし
余門にいまだきかざるところなり
ただ仏弟子は仏法をならふべし




------------------------------------------------



こん人生で
これぞと言う「哲 匠」(テッショウ)に
巡り会える事が出来るんだろか?

そんな疑念も出ますが
どの人物をして偉大な師と感じるか
それはほぼ
コチラの見識素養に依るんで
こちらが深化して行かんとォ!
ですね
こちらが変わってけば
評価する人物も変わって来る哉
そこで道元禅師のアドバイスは
「ただ仏弟子は仏法をならふべし」

祖師方や道元禅師も仏弟子ならば
「哲 匠」とは、
文字の解説者やのうて
坐禅を通して自己研鑽に励むもんが「哲 匠」やと

そこで大問題は
なして、坐禅みたいな事するのが
仏法の核心、仏道の正門になるのか? です。





.

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

佐々木正巳

Author:佐々木正巳
-----------------------------------


「国際交流のための坐禅会」

(ご希望に合わせ随時開催・参加費無料)

2006 東京国立博物館(上野) にて開催
2006~2015 仙台国際センターにて毎月開催
2022 ~  仙台 国見にて随時開催



かつて馬祖 baso の会 e に参じてとふ
「 如何是仏 nyoga-zebutu 」と
馬祖いはく
「 即心是仏 sokusin-zebutu 」と
法常このことばをききて
言下大悟 gonka-taigo す




法常禅師 Ho-zyo zenzi が
馬祖 baso 禅師の坐禅道場で
静かにお坐りになられてる
傍目にそのお姿は、静止してて
水面静まりけり、死人のように見えます
その死んだ水面に、天地が語りかけます
陽光星辰は一瞬も滞らず、その歌を奏でます

法常禅師はある時
馬祖禅師にご質問なされた
「 仏とは、どのようなものですか 」

馬祖禅師が答えます
「 坐禅においては、心が仏となります 」






宮城県仙台市青葉区国見5-6-18
( 5-6-18 kunimi Aobaku Senndai )


仙台にお越しの折は
気軽にお寄り下さいませ

ご連絡先はコチラでした!
090-7325-5711



師 沼田 勇 先生 



----------------------------------

文章を通しての師

Rudolf Steiner 先生
Kōdō Sawaki
沢木 興道 老師 ( 曹洞宗 )










.

最新記事

カテゴリ