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弁道話 「ほとりをうることあらじ」


Utagawa Hiroshige 1120 003



正法眼蔵 「 弁道話 」  27 )

このきはのみにかぎらむや
百頭みな本面目に本修行をそなへてはかりはかるべきにあらず。
しるべし、たとひ十方無量恒河沙数の諸仏ともにちからをはげまして
仏智慧をもて一人坐禅の功徳をはかり、しりきはめんとすといふとも
あへてほとりをうることあらじ。



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「 己なりけり軒の玉水 」

雨が降り出して軒下へ雫が落ちてる
そん水滴一滴を見ると
そこに生々流転な天地が
映し出されてる in なされてる

その水滴さんに自我があったとしたら
そん自我さんは無窮な天地を
そん内面にしちょると

身体(一滴)は小さいけんど
そん内面は無尽無窮でエエすね
ですね

諸仏神々が総力を傾けても
そん内面全容を知る事能わず
それが
「しりきはめんとすといふとも」 でしょうか


日がすっかり短くなりました
ほんの短い時間ですが
夕刻のお空はそりゃ時々刻々
澄んだ色彩の音楽が鮮やかなりけり
です

そん色彩音楽ば自己の内面にしよか
それが「一人坐禅の功徳」やと

ささきはん!
なしてそこで坐禅が出て来るん?
ここですね大問題はァ!

ビジネスレポート風にまとるとォ

1.天地の基本トーンは、神妙を宗としてる

2.それを受け入れよぉて話けん
   その i n と己の内面が神妙になる この二つは同時進行になるはず

3.その神妙はシュンとしてる
  てなしょぼくれたものやのぉて
  トンデモダイナミックな神妙

4.それを受け入れれば
  こちとら(心身)もしゃんとなる
  これは至極当然やと


[ おいちいラーメン食べて、 ニコッとお顔が晴れる ]
是と
[ ダイナミックが神妙が身体に i n すると身体は坐禅の形にしゃんとなる ]
是が同じことなんで

生々流々天地の色彩音楽
それを感得せんとしたら
それは坐禅ばすっ事と=になる

道元禅師の指摘は一貫しちょる! ですね

 







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